月の子日記

日々の勉強したこと。心と体を大切にしたくなる、ゆううつな気分が軽くなるような記事を書いています。

こども時代の逆境を克服する

*- …-* こんばんは *- …-*

 

今日は『逆境に生きる子たち』という本のおはなし。

 

この本を読んでみて

 

逆境の克服に万能薬はない

 

この本を読めば何か気づきが得られると思い、読み進めていましたが、

逆境を克服したように見える人たち(レジリエント)は

社会にうまく適応できているように見えるけれど、

孤独や深い悲しみを抱えながら生きている。

しかし、この悲しみが永遠に続くわけではないこと、

克服するヒントも書かれてありました。

そして、私はすでにそれに出会っているということも。

 

セラピーを受けに来たレジリエントの体験談がこの本の大部分を占めていて、

こども時代の逆境は、人それぞれに異なっています。

また適応の仕方も人それぞれだということを

著者は伝えたいのかもしれません。

 

だから、逆境の克服に万能薬はない。

 

 

子ども時代の逆境が与えるもの

 

・成長過程で身体や脳に損傷を与え、必ず蓄積する
・健康に悪影響を及ぼす主な原因となる
(どれほどの重荷かおとなになるまでは気づかれない)

 

勝ち目のない戦い(自分の人生を思い通りにしようとすること)に

勝とうとすることが病気を招く恐れがある。

 

並外れた適応力は得られるものの、

必ず身体にマイナスの影響を抱えるのですね。

それは周りの人たちのフォローや愛で相殺できるそうです。

 

さらに、並外れた適応力を得られるのは

逆境の中にあるこども全体の3分の1だそうです。

その他の逆境を抱えたこどもたちは、10代後半までに

薬物依存や、非行、精神疾患を患うそうです。

 

 

なかなか、重い本でしたが、

覚えておきたい箇所はメモしつつ、

とても勉強になりました。

2018年の本なので、私が学生のときこの本と出会っていたら、

少しは楽な気持ちで生きることができたかも。

 

 

*- …-* それでは、よいゆめを *- …-*